防衛軍司令官

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里沙が開発したレーダーと携帯によって日本国内の凶悪犯罪は激減した。 里沙はそのノウハウを外国の天国?に伝授するために語学が堪能なキャシーと協力して設計図やら説明書やらを作り始めた。 地獄の三椚とは高家の件以来時々連絡を取り合っている。 たまには顔を見たい気もするが、阿修羅道から餓鬼道を通り畜生道を無事抜けて 行く自信がないし.... まぁお互い忙しいから仕方ないとゆー事で。 天国にいると時間の観念がなくなりやすい。 季節感は....一年中春みてーだし。 もっとも我が愛する女房のレイみたいに一年中アイスばっかり食って夏気分満喫ってのもいるが.... 下界の澪は.... もう何十回もメールのやりとりをしてるが、未だに緊張しまくって何回『ありがとうございます 』を読まされたか.... まあ、それがあいつのあいつらしさかもな。 どうでもいいけど腹減ったな.... 「てゆーかっ!」 みんなが俺の顔を見た。 「どうしたんすか?司令官。」 司令官....嫌だ嫌だ嫌だーっ! 「なあ大河、頼むからリーダーって呼んでくれよ....」 大河は呆れた顔で俺を見た。 「なーに言ってんすか?司令官は司令官じゃないすか。」 あああ....
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