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それから更に1時間程過ぎた頃.... 里沙が難しい顔をして第1会議室に入って来た。 「おい里沙....眉間にシワが寄ってんぞ....どうだった?」 里沙は何かブツブツ言っていた。 「あのぅ....」 「正常に動いてます....多分。」 正常に動いてる? 「でも....」 里沙が腕を組んで首を傾げた。 「そうなんですよ....わかんない。」 里沙がわからないという事は.... 「機械のせいじゃねーって事か....」 続けてキャシーが入って来た。 「司令官....」 何か様子がおかしい。 「キャシー、どうした?」 キャシーはため息をついた。 「私はとんでもない間違いを犯してしまったかも知れません....もっと早く気がつけば良かった....」 何なんだ? 「先程の事件ですが....」 俺たちはキャシーが話した事件内容に言葉を無くした。 「先程の被害者3名ですが....生前の櫛形真紀をイジメていた者たちでした....加害者は真紀同様にイジメられていた同級生が結託して犯行に及んだと....」 .... 何だって? ....
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