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ヤバいっ!
俺はためらわずに女の子に銃口を向け引き金を引いた。
剥離弾が命中すると彼女の中から魂が抜け出てきた。
「大河っ!この虫に殺虫弾っ!純!中から出てくる虫を逃がすなっ!」
純は結界にできた小さな穴から飛び出してくる虫たちを両手に構えた拳銃で端から撃ち落とした。
武器を扱わせたら右に出る者はいない....
最強のハンターだ。
外に飛び出した虫が例え一匹でもうかつには触れない....
俺たちは魂が剥き出しなんだ。
それにこの虫は以前とは違う。
いきなり消滅はないにしろ、祐子の一件がある....
大河は女の子の体にへばりついた虫を消した。
「圭、この子の魂を元へ戻してくれっ!」
ほっとけば虫にやられないまでも彷徨ってしまう....体に戻せば気絶で済む。
「お兄さん....無理....」
何!?
「今手を離したらこいつらもっと飛び出すよ。」
....
どーすんだよっ!?
「神坂、違う天使を呼べねーのか?」
違う天使....
「この3人は信じられねーかもしれないが....かなり強力なんだわ....これに匹敵するのは....」
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