命の重さ 心の重さ

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しかも親父さんの結界を簡単に破るだけの力も持っている.... 「どんな形であれ奴は人を殺す....魂は消し去る。」 警報が鳴った。 諜報部員がレーダーを確認した。 「虫の集団ですっ!横浜に出現!レベル5....ろ、6....レーダーから反応が消えました....」 「魂ごとやられたのかっ!?」 諜報部員は別のレーダーを確認してから報告した。 「はい、彷徨える魂としての反応もありません。」 マズいな.... 「あのヤロー・・・・里沙、あいつの体は虫で覆われているみてーだったけど、それがレーダーに反応しねーのと関係あるのか?」 里沙は難しい顔を俺に見せた。 「虫で....覆われて....え?....それって....」 里沙はブツブツ言いながら上を見たり下を見たりしていた。 「あっ!」 立ち止まり慌てて自分専用のパソコンを開いて何か打ち込み始めた。 「神坂....」 三椚は呆気に取られていた。 「まあ....いつもの事だ。」 いつもの....何かを発見や発明したときの南部里沙博士だ。 「やっぱり....」 パソコンのモニターを見つめながら里沙が呟いた。 「あの死神もどきですけど....」 もどき....
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