323人が本棚に入れています
本棚に追加
3日が過ぎようとしていた。
真紀は自分の部屋から出てこようとはしなかった。
弘明が何度か真紀に声をかけたが、そのドアは開かなかった。
「困ったな....」
第2会議室は重苦しい雰囲気に包まれていた。
「司令官、真紀を許してやってくださいっ!」
弘明が俺に頭を下げた。
「弘明....最終的に処分を下すのは俺じゃねーけどな、このまま何もなしってわけにはいかねーと思う....」
天界議事局が何というか....
「ただいまっ!」
ドアが開き笑顔満開のレイと親父さんが入って来た。
「おー、おかえりーっ。」
レイとは対象的に親父さんは疲れきっていた。
「すまなかったな、みんな....」
家族サービスって大変みたいだな....
なんか....やつれてね?
「親父さん、疲れてる所を悪いんだけど....」
「聞いておる。」
あ、やっぱり....
「とりあえず詳しい話を聞こう....キャシー。」
親父さんはキャシーと第1会議室へ移動した。
「裕太くん、ごめんね....私が最初から一緒にいれば....」
レイが申し訳なさそうに俺を見た。
「いや、俺の管理責任だ....」
俺がコンビニへ行かなかったら....
最初のコメントを投稿しよう!