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かぐやは小柄な体に加えて、さわると壊れてしまいそうなか細い手足をしている。本来戦闘には向かない体格なのだが、それを微塵も感じさせないのは彼女のこの性格あってのことだろう。
身長差約一尺(一尺約30センチ)はあろうかという桃太を足蹴(アシゲ)にしている。
「はぁはぁ……だ、大体あんたはなんでそんなずば抜けて強いのよ。村守の中でも結構強いとこにいるんじゃない?」
しかし、いくら性格が攻撃的だからといってもやはり体力は並以下の少女。少し激しく動いただけで息切れしてしまっていた。
「そんな……僕より強い村守なんていくらでもいるよ。浦島さんとかさ」
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