孤高の老将

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「おかあさんは努力してるんだよ。女を捨てて」 「それあとで母さんにチクっとくから」 「……僕をいじめて楽しい?」 もはや引き止める気力さえ失った桃太は、まあ見学くらいなら大丈夫かな、と肩を落とした。 「どうした、もう終わりか!? どいつもこいつも相手にならんではないか!!」 本部の真横にある練兵場。 四方五丈(一丈約3メートル)を三尺の柵で囲まれた場所で怒号を発しているのが、浦島太郎(ウラシマタロウ)だ。
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