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授業は適当に聞き流し、時間はみるみる過ぎていく。
キーンコーン…
お昼の時間。
事件は起きた。
「柚架ー。今日どこで食べる?」
「ん?食べれればどこでも……」
「んじゃ、中庭にしよっか♪天気もいいし。」
「うん、いいよー」
という訳で場所は中庭。
体育が二時間連続であったため、みんなすごい勢いでご飯を食べてる。
「じゃあ俺も中庭ー」
「なんでよ。」
後ろを向かなくてもわかる。旭だ。
「柚と食べたいから。いいよね?伶さん」
「べつにいいわよ~。私は」
伶ちゃんは旭に興味がない。
なんというか…性に合わないそうだ。
伶ちゃんがそういうなら仕方ないだろう
「もー…今日だけだよ?」
「やった!」
それからお弁当を持ち、教室から中庭に移動した。
背後で一人の女子が無気味に微笑んだことには気付かずに……
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