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「ねぇ旭(アサヒ)。何してるの?」
「えっと…一応添い寝」
朝、太陽の光が眩しくベッドの上の私の顔を照らす。
目を開けると、自分の目の前には幼なじみの瀬川 旭。
布団を半分取り、同じベッドの上にいる状況。
しかもなぜかこいつは頬を赤くさせて緊張してるっぽい。
「そう…添い寝……。3秒以内に帰れ。じゃないと一生部屋には入れさせない。」
「え…ちょっ!それなしでしょ?」
「いーち、に……」
「わー!!ちょっと待って待って!!また後で迎えに来るから!!バイバイ!!」
そういい残すと旭は窓からぴょんっと自分の部屋に戻っていった。
嘘だよ。3秒以上居ても…入れてあげる。
少し悲しくなりながらも微笑む。
そう、私…笹本 柚架は、瀬川 旭が好きです。
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