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素直になりたいと何度思い、願ったか……。
「もういい?行くわよ?」
「んー」
登下校は一緒にする。
母親が、娘気持ちを知ってか知らずかわからないが、旭に頼んだのだ。
母親は旭に似たタイプ…
「あのねー、うちの柚架の送り迎え、旭くんにしてほしいの☆柚架も一応女の子だし…一人は危険ー!ねー?いいでしょ?」
あれはあまり好きではない……
年齢はもう40を越しているのにあの心の若さ…
見習うべきか正直迷う。
まぁそんな訳で、何も言わなくても朝は家の前で待ってくれて、夕方は教室で待っててくれる。
なんだか自分が女王みたいだけどそんなつもりは一切ない。
「旭くん可哀相ー」とかよく言われてるが旭は私の悪いとこを言わない…。
そこにまた魅力があるらしい。
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