第一話

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旭はホストとかできるよきっと…。 そう話していると学校が見える。 まだ早いらしく、生徒はそんなに大量にいない。 旭と一年二組の教室に入り、それぞれの席に座る。 教室はあまり人はいないが、それでも旭の周りには3、4人程の女子。 「旭くんおはよ~!週末何してたー?恵吏は家族で遊園地行ったよ~。弟たちの面倒みるの大変だったんだー」 何げに子供の世話できますアピールかよ。 しかも旭スルーなわけね。 友達がくるまで時間があるので文庫本を読んで時間を潰す。 「週末か~…俺は柚ん家にずっといたかも。ねぇ柚」 話振るなよ馬鹿。 「そうだね。ずっといたね。居間に。弟とゲームしてたねずっと。居間で」 あえて自分の部屋には来てないことをアピールして言う。 いらぬ喧嘩は買いたくないです。 女子の睨みも少しおさまる。 まだ睨んでいるけど。 「えー、柚の部屋にも行ったでしょ?ほら、一緒に宿題したじゃん」 あーははははは。 オイコラ。 空気読めよ。このどす黒いオーラだらけの空気を。 「旭、眠いって言ってすぐ居間に行ったでしょ?」 「あれ?そうだった?そのまま柚のベッドで寝なかったっけ?」
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