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旭はホストとかできるよきっと…。
そう話していると学校が見える。
まだ早いらしく、生徒はそんなに大量にいない。
旭と一年二組の教室に入り、それぞれの席に座る。
教室はあまり人はいないが、それでも旭の周りには3、4人程の女子。
「旭くんおはよ~!週末何してたー?恵吏は家族で遊園地行ったよ~。弟たちの面倒みるの大変だったんだー」
何げに子供の世話できますアピールかよ。
しかも旭スルーなわけね。
友達がくるまで時間があるので文庫本を読んで時間を潰す。
「週末か~…俺は柚ん家にずっといたかも。ねぇ柚」
話振るなよ馬鹿。
「そうだね。ずっといたね。居間に。弟とゲームしてたねずっと。居間で」
あえて自分の部屋には来てないことをアピールして言う。
いらぬ喧嘩は買いたくないです。
女子の睨みも少しおさまる。
まだ睨んでいるけど。
「えー、柚の部屋にも行ったでしょ?ほら、一緒に宿題したじゃん」
あーははははは。
オイコラ。
空気読めよ。このどす黒いオーラだらけの空気を。
「旭、眠いって言ってすぐ居間に行ったでしょ?」
「あれ?そうだった?そのまま柚のベッドで寝なかったっけ?」
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