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「あぁ~、疲れた~!」
「そうは見えませんよ…」
二人仲良く並んで戻ってくると、すぐに椅子に座り、学園専属の医療部隊に治療を受けていた。
「じゃあ次行くです」
ユキちゃんの合図と同時にギルさんとマシルさんは立ち上がった。
二人ともさっきまでとは違った空気を纏っていた。
「俺は動きながらの戦闘は苦手だ。ここだけでやろうぜ?」
「良イデスヨ。私モ提案シヨウトシタ所デス」
マシルさんは普段と同じ、人形声で言葉を放った。
二人は僕達のいる場所から数十メートル後ろの離れた地点に移動した。
モニターより、直接見た方が見やすかったので、僕達は椅子を半回転させ、二人が向かい合うのを眺めた。
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