セネ「やんでれになりました。」

6/19
前へ
/233ページ
次へ
テイク4 その夜、俺たちはテレビを見ていた。内容はあるカップルが心中したという心霊スポットの紹介だ。 TV『い、今そこで何か動きました!』 作者「おわ。」 リン「これはなかなかだな。」 TV『コ……ロ……ス』 TV『い、今女性の声で殺すと聞こえました! 私の背筋にブリザードが!』 ナレーター「あのレポーターのテンション高いな。」 リン「ナレーターはこんな感じにならないよな?」 ナレーター「まあな。あからさまな視聴率取りだ。」 リン「なるほど。」 TV『い、遺書を発見しました! 読んでみます。』 作者「カップルの遺書かな?」 ナレーター「だとしたら呪われそうだな。」 TV『私はあなたが好きですが、あなたは私を見てくれない。あなたはいつも私以外の女といる。だからあなたを殺して私も死ぬ。 私はあなたが好き 私はあなたが好き 好き好き好き好き好き好きすきすきすきすきすきすきスキスキスキスキスキ…』 TV『ミ……タ……ナ!!!』 TV『な、何ですかあなた!? うわなにをするやめ…』 ブツッ! 作者「あ、画面が消えた。」 リン「あのリポーター呪われたな。」 ナレーター「テレビ局にも飛び火したかもな。」 セネ「………。」
/233ページ

最初のコメントを投稿しよう!

57人が本棚に入れています
本棚に追加