二人目のお客様

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チャリーン ドアを開けると綺麗なベルの音がなった。 「こ、こんにちはぁ~」 そろそろと、ドアから顔を覗かせ中に入ってみるとアンティークで小綺麗な店内が広がっていた そして生クリームを頬に付けながらケーキを作ってる最中であろう中学生ぐらいの男の子が目を見開いて美里を見つめていた。 「えっと、あの~。道をお尋ねしたいんだけど・・・」 「お・・・」 少年はそういうとプルプル震えだしうつ向いてしまった。 「え?ぼ、ボク?ごめんね。お姉さんなんか悪いこと言っちゃったかな?」 美里は少年に近ずこうとしたとき 「お、お客さんだぁあああ!!」 そう言って少年は美里に飛び付いた。大人なら立派な変態だ。 「キャア!え?なに?どういうこと?」 「やっと、ちゃんとしたお客さんが来てくれた!今までアホ鼠が一回来たきりお客が来ないから、もうお店やってく自信が無くなってきてたんだよね。まぁ、そんなことはいいや。さぁさぁ座って!」 「え?えぇええええ」
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