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「誠意のない連中だ。用意しろ。」
明らかに機嫌の悪そうなジェイコブは床にタバコを捨てる。
タンクトップから出ている太い腕はタトゥーと傷で埋まっている。
「約束は守るモンだぜ。なぁペリック?」
トムはシグのGSRを腰のホルスターにしまい、半袖のワークシャツを羽織る。
「金がかかってりゃ直のこと。畜生共に教えてやろう。」
ペリックはUSPのスライドストップを下ろし弾を装填する。
「話はオレがする。トム、カバーしてくれ。」
トムは手を上げ了解する。
クライアントである反乱ゲリラは約束の場所に現れなかった。報酬を払うという意志が無いと見なした彼等は直接、アジトとしている場所へ乗り込み、話を着ける。
この世界は金が全てだ。
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