傭兵稼業

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両足を撃たれた襲撃者を囲う六人の傭兵。 「オレ達になんかご用でも?」 ジェイコブが最初に口を開く。 ストールを取られ厳つい顔が露になった襲撃者。ラテン系アメリカン人だった。 「喋ぇんねぇと面白いことになるぜオッサンよぉ。」 男の顔を覗き込むトム。 男は俯き口を閉ざす。 「利口じゃねぇな。」 ジェイコブはガバメントを抜き、右肩に一発撃ち込む。 男は苦しみに悶え 「こんなことしても無駄だぞ。餓鬼共。」 「あんたプロだねぇ。何処の企業だ?」 「ジェイコブ無駄だって。このまま放置してさっさと見つけないと。」 ヒューストンが割り込む。 ジェイコブが一息つき、 「三秒以内に喋ること喋れ!じゃねぇと脳味噌ぶちまけることになるぞ。」 ガバメントを額に向ける。
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