運命

8/9
前へ
/72ページ
次へ
夏休みが始まった 私はママの部屋を大掃除した ママ仕事しだすと窓も開けないから埃いっぱい(笑) とりあえず埃をとって掃除機をかけた パパの部屋は物置がわり(笑)私とママの服でいっぱいだ 今日は掃除終わったらモコちゃんと散歩に行く おばあちゃんん家にいくとモコちゃんは私を待っていた もう大きくなって力も強かった 散歩も引っ張られる事もある。でも優しい(笑)私のペースにいつも合わせてくれる 近くの公園で遊んでいるとモコちゃんは急に走りだした ある人に向かってひたすら走る 『こら、お前どこの犬?勝手にきたら怒られるぞ(笑)』 あの人だった。作業衣きてた 『あ…この前はありがとう!病院までついててくれたって…』 『いえ…苦しそうだったし…熱中症?』 『うん…あの…これ如月さんの?』とポケットから十字架をだした 私は無言で頷いた 『ありがとう、よくなったから返すよ…』 『いい…あげる。病気しないように持っててよ。私があなた許した証拠として』 『許してくれるの…?』 『神父様が許す事大事だって…』 『ありがとう如月さん。でも俺は一生償うから!この犬、如月さんの?』 『おばあちゃんの犬。モコって言うの。この子人見知り激しいんだけど…』 『俺は犬に好かれるみたいだから…』 『あの…ケンジ君元気ですか?』 『うん元気。農大通ってるよ』 『よかった…気になってたから』 あの人は…笑顔でまた仕事に戻っていった 自分自身解放された気持ちになってベンチに座りこんだ モコちゃんは隣であくびをしていた
/72ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1919人が本棚に入れています
本棚に追加