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ミサが終わった日曜日、私はトオルさんが働く会社にいってみた
ちょうど会社の人がいて住所を教えてくれた
会社からすぐ近くのアパートだった
会社の寮らしい
私はドアをノックした
すごくドキドキした
『はい』とドアはすぐに開いた
『こんにちは…』
『如月さん…どうしたの?』
『お土産…京都行ってきたから』と私は小さな袋を渡した
あの青いお守りだ
『あ、中入る?ジュースでも飲んでって』とトオルさんは慌てて冷蔵庫から缶ジュースをだしてきた
『お土産…もらっていいの?それより俺のとこくるなんて…お父さん達に叱られるぞ』
『いいの(笑)私がきたいって思ったから…』
『でも…』
『万年筆と真珠ありがとう…お礼遅くなりました』
『お父さんに…聞いたの?』
『はい…あの…私大丈夫だからもう無理しないでください。夜働いたりしないで』
『大丈夫だよ(笑)』
『大丈夫じゃない!』
私は泣いた
『私なんか忘れてもう普通の生活に戻ってください、奥さんもらって、家庭持って、いいパパになってください。そうでないと、私は幸せにはなれません』
『如月さん…ありがとう。でもな…もう俺無理なんだよ(笑)結婚するとかより大事な事あるから』
『私の償いなんて捨てて!』
トオルさんも泣いてる…
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