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トオルさんは私の身体を綺麗に拭いてくれた
『痛くなかった?』
『うん…』私はまた抱き着いた
『でももう会いにきたらダメだよ…』
『わかってる…でも』
『珊瑚さん、お父さん達裏切ったらダメだ』
『やっぱり…私の身体気持ち悪い?』
『これのどこが気持ち悪いんだ。珊瑚さんが生きてる証拠じゃないか!』
『ずっとこうしていたい』
トオルさんはまた私を押し倒した
そしてさっきより激しく私を抱いた。すごく幸せ…
この日をさかいに、私達は時々会う仲になっていった
ホントならなんの障害もない二人…あの事件さえなければ…
私達のしてることは、お互いの家族を傷つける事なのかもしれない
でも…会わずにはいられなかった
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