わかりあう時

4/7
前へ
/72ページ
次へ
トオルさんは私の身体を綺麗に拭いてくれた 『痛くなかった?』 『うん…』私はまた抱き着いた 『でももう会いにきたらダメだよ…』 『わかってる…でも』 『珊瑚さん、お父さん達裏切ったらダメだ』 『やっぱり…私の身体気持ち悪い?』 『これのどこが気持ち悪いんだ。珊瑚さんが生きてる証拠じゃないか!』 『ずっとこうしていたい』 トオルさんはまた私を押し倒した そしてさっきより激しく私を抱いた。すごく幸せ… この日をさかいに、私達は時々会う仲になっていった ホントならなんの障害もない二人…あの事件さえなければ… 私達のしてることは、お互いの家族を傷つける事なのかもしれない でも…会わずにはいられなかった
/72ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1919人が本棚に入れています
本棚に追加