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私は病院帰りにトオルさんの部屋に寄った
そしてママの病気の話しをした
トオルさんに話した途端に身体が震え出した
『大丈夫だよ…お母さんの前でこんな顔したらダメだぞ。俺の前だけにしとけ』と抱いてくれた
『怖くて…』
『お見舞いもいけない俺だけど…ホント大丈夫だ、珊瑚のお母さんなんだからガンなんかとんでいく』
トオルさんの声で私は安心した
『でも会うのは控えような?今はお母さんが1番だから。あのさ…入院費用とか大丈夫か?いつでも言ってくるんだぞ。俺はいくらでも働くからな、隠したりするなよ?』
『うん。パパもいるから…でも苦しい時はトオルさんに頼むかもしれない』
『俺達二人はなんでも言おうな?』
『うん、わかった(笑)』
私達の関係は隠し事がない。お互いの家族の話しをしている。自分達が親に言えない分、自分達はたくさん話しをする
桜ちゃんにばれたこともちゃんと話してる
トオルさんがいてよかった…いなかったら泣き虫弱虫な私は毎日泣いてただろう
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