嵐は突然に…

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ママの手術の前日、トオルさんは私にお守りをくれた 『実家の近くの神社はガンの願掛けで有名なんだ。お袋の患者さんが病態変わった時は必ずお参りに行ってる。神主さんにいっぱい祈ってもらったから、これもっとけ!』 『ありがとう…』 『大丈夫だから!お母さんが麻酔から醒めたら珊瑚の笑顔見せてやれ』 『うん、わかった!』 当日私はお守りをにぎりしめてた どのくらい時間がたったのだろうか?みんな無言で座っている 私はみんなにお茶を買いに行った。お昼もだれも食べようとしない。モコちゃんは近所の人に預かってもらっているらしい 今まで1番しっかりしてたおばあちゃんが、倒れた!すぐに別の部屋に運ばれ点滴が始まった お医者さんに軽い貧血だと言われ、私達はホッとした 手術が終わった ママは目を閉じたままピクリともしない 『全部取り除けましたから安心してください。麻酔は明日醒めますから。付き添いされますか?』 『私がつきます。娘なんで。みんなは帰ってね、ゆっくり寝て私と交代して』と私はママの部屋に入っていった ママ…頑張ったね。私が入院してた時もこうやってママはついててくれたんだよね 今回は私がついてるから心配しないでね ILove mama…
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