赤いマーメイド

ママの人生

私はパパに連絡を入れた
大きな大きなため息をついてる

『しかたない。藤森君なら碧幸せにするだろうしな…パパやけ酒するぞ！珊瑚付き合え！』と私はいつもの居酒屋でパパがボロボロになるまで付き合わされた

『珊瑚ちゃんがうちの店きた時はまだジュース飲んでたのに、今は如月さんより強くなったな（笑）』と大将に笑われた

『パパが弱くなったんですよ（笑）もう４６だもんね…でも普通の４６よりカッコイイですよね』

『署ではモテるんだよ（笑）婦人警官の子なんて、うちきたら如月さんの話しばかりだ（笑）』

『へ～（笑）そうなんですか』

パパはいきなり起きると『珊瑚は手放したくないなぁ！』と抱き着いた

カウンターのお客さんは笑っていた

『なんだい、珊瑚ちゃん結婚するのかい？』

『違いますよ（笑）別れたママが今度再婚しちゃうんですよ』

大将は『そうか…もうそんな時期にきてんだ…如月さんも再婚できるといいんだけどね（笑）』

その夜は私はまたパパのマンションに泊まった

パパ…もう碧ちゃんは諦めてね