第1章
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――7年後―― うっそうと木が覆い茂り、鳥の囀りすら聞こえない山。この山は『死山』と呼ばれ、代々日向家が管理してきた山でもある。 日向家では7歳になると、この山で一人で1ヶ月生きるという習わしがある。 あどけなさが残る少年は、一人ぼっちでこの山にいた。 『僕、本当にこんな怖い所で1ヶ月も耐えられるかなぁ』 そう、ポツリとつぶやいた。
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