茜の空に翔ぶ雀
6/8
読書設定
目次
前へ
/
9ページ
次へ
宙が黄金色から茜色に徐々に移り変わり、夜の帳が下り始めた時刻(とき)、部屋の外から騒々しい声が聞こえてきた。 買出しに出て居た連中が、帰ってきたようだ。 楽しげに笑いあい、ふざけ合う会話が、オレの居る部屋の方に近付いてくる。 溜息と一緒に、吸い込んだ煙を一気に吐き出した。 窓の外にまた目をやると、雲と紅の宙に、雀が一羽跳び立っていた。 遠い遠いデジャヴが、また頭を掠める。
/
9ページ
最初のコメントを投稿しよう!
4人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
13(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!