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今日も元気に善い天気。
一銭の価値もないけど。
あるところにある、ある山。
その山にある小さなお稲荷様。
更にその小さなお稲荷様にいる黒い狐が、僕。
いつからこの稲荷にいるのかわからないくらい、僕はずっとここの狐をやっている。
ここは偏狭で廃れて無名で善いとこ全然無い稲荷だけど、山に由緒があるらしくて。
守り狐が配置されるだけのしっかりした清域稲荷なんだそうだ。
さて、ここから僕の事。
一応稲荷の狐ってくらいだから妖力はたぶんあるほう。腐っても寂れても稲荷の狐なので。毛並みは上の中、色は暗闇の黒と自負してる。瞳の色は山吹色、顔は一般的狐顔。
年齢とか聞くのは野暮。だって僕自体大体しか覚えてないし。
とりあえずふもとの町の名前が7回変わったくらいは年食ってます。
特技兼仕事はお祓い。鬼でも呪いでも隕石でもなんでも絶対に払える自信有。
好きな場所は鳥居の上。晴れた日は最高の昼寝場所になる。
そんな感じで、僕の勝手自己紹介終了。
あ、大事な事忘れてた。
一番好きなものはお賽銭。
お賽銭次第でお祓いレベルかわるので、そこんとこ宜しく。
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