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時兎『では私はそろそろ・・・失礼します』
そう言うと時兎は姿を消した・・・。
その頃、アリスは・・・。
チェシャー『ねぇ・・・アリス?』
アリス『ん?何よ』
チェシャー『アンタさぁ・・・地図のカタチ変える気?』
・・・深く抉れた大地、吹き荒れる焔の嵐・・・そんな中アリスは立っていた。
アリス『はっはっは♪山が盆地になってら♪』
チェシャー『・・・どうして神さんはこんなバカに・・・力を授けたんだろ〓』
アリス『ま、盆地は置いといて・・・時計塔に行くから支度しな!』
《ガシッ》
チェシャー『えっ!?ちょっまっ!支度は?え?』
アリスはチェシャーの頭を鷲掴みにすると勢い良く飛び上がり、時計塔に向かいました・・・。
チェシャー『ねぇ・・・アリス?』
アリス『何?』
チェシャー『アンタの妹って、どんな子なのさ?』
アリス『んー?オンブラのこと?、んーと・・・私より頭良くて・・・魔術が得意で、私より魔族に近い・・・かな』
チェシャー『ふーん・・・でも、何でアンタみたいな"化け物"なんかにケンカ売んのさ?』
アリス『あ゛?』
《メキメキメキ・・・》
チェシャー『アダダだだだだ・・・!?!?』
チェシャーの頭に容赦なくくい込むアリスの指。
アリス『それは・・・あの子にとって"私"は越えるべき目標だからさ・・・』
《ミシ・・・ゴキャッ!》
チェシャー『・・・ッぐふ!?』
・・・チェシャーにトドメの一撃(?)を入れたところで丁度、時計塔に着いたアリス・・・。
オンブラ『久しぶりね・・・姉さん・・・』
アリス『よぉ・・・オンブラ♪ざっと一年ぶりってとこか?』
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