第1章

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『あっ…ハイハイハイ!!俺体育館の鍵拾っちゃいました!で、盗んじゃいました~』 そう言っていきなり立ち上がった雅也。 「んなデケー声で言うもんじゃねーよ。びびったわ」 『うふふ』 まあ、今が自習でよかったけど。 「どうすんだよ。それ」 センコーにばれたらまた謹慎くらうんじゃね? 『俺っち昨日決めた!明日からこれ使って、みんなでバスケしよ。』 「は?」 『やだよ。めんどくさいもん』 バスケやるとかやらないの問題じゃなくて、返しに行けよ。 『そう言うと思った!だからさ、食堂の券、一週間分をかけて!』 なんでそこまでしてバスケやりたいんだよ…… 「俺やらない。お前らだけでやれ。」 .
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