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下人の行方は、だれも知らない。~~
老婆の着物を剥ぎ取ってから約30分、下人は羅生門の下で途方に暮れていた。
これから自分はどうするのか?本当に盗人になるのか?
正直下人は迷っていた。 衝動で老婆の着物を剥ぎ取ったものの、もともと持っていた正義感というものが、ここにきて大きくなっていた。
だが自分をした事を恥じてもしょうがない。
下人は腹をくくり盗人になる決意をした。
まずは自分をクビにした主人の金目のものを盗む事に決め、主人の屋敷に向かっていった。
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