†プロローグ†

2/3

633人が本棚に入れています
本棚に追加
/42ページ
「これで…ラストォォォォ!!」 ドォォォン……! 「ふぅ…」 そう叫んでため息をついたのは、150㎝くらいの男の子だ。もっとも顔は深く被ったフードで見えないが… 「やっぱ、お前すげぇな」 そういって近づいてきた男の子もまたフードを被っていた。しかしこちらは、浅く被っており顔は見ることが出来る。 「いやいや。たいしたことないよ。全然。」 「…これがたいしたことないっていえる状況か?」 紅いフードを被った少年が後ろを指差した。 …そこには上半身と下半身が、ばらばらになった悪魔や魔物がいた。いや、あった。 「あはは…ちょっと無理かも…」 「はぁ…処理するこっちの身にも……!?」 「…来たね。大ボスさん」 「ほぅ…これだけの軍勢を退けるとは……なかなかやるな。だが…わたしが出て来たからには貴様らに勝ち目は無くなった!!」 そういってるのは…人の形をした人じゃないもの、魔族の上、つまり魔王ということだ。
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

633人が本棚に入れています
本棚に追加