プロローグ

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貴方を想う度、愛と同時に憎しみも生まれた。 言ってはいけなかった。 求めてはいけなかった。 自分の中に秘めて置かなければならなかった。 どんなに想っても貴方は手に入らない。 結局私は傷つきたくなかっただけ。 激しく求めなければ壊れるものが此処にはあった。 〈朝〉と〈夜〉はすれ違い、決して交わる事はない… 『愛』と呼ぶには幼すぎる『恋』だった。 何時になったら貴方に手は届くのですか…?
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