交わした約束

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驚きと嬉しさで声や体が震える。 だってそこには11年振りに見る夜流の姿があったのだから。 「牙叉?どしたの?大丈夫?」 心配そうに話しかける龍李達の声なんかまるで聞こえてないかのように、夜流をぼーっと見つめていた。 嬉しくて嬉しくて涙が溢れ出た。 そして、次第に私の名前を必死に呼ぶ二人の声が遠退いていった。
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