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文芸部室から飛び出したら右と左と別れることになっている ここで別れたら生涯最後になることは決まっている 全員が生き残ったら一番良いのだがそんな事出来るはずがない必ず誰かが犠牲になることは決っている 俺たちは別れたくないのだが多くでも生き残るためにここで別れることを決めた
一度止まった俺たちは誰と誰が共に動くかを考えた
古泉は分かれることが決まった
理由は簡単だ 片方に男が固まってももうひと組のハルヒたちが困ることがかなり多くなるからである
「さあどう別れますか?」
古泉がいつものスマイルを俺に向けてくる 古泉そのスマイルをしながら俺に近づかないでくれ マジできもい
「じゃあ俺は朝比奈さんと…
と言おうとした時
おれの腕はある方向に引っ張られていった
ハルヒがおれの腕を掴んで引っ張って行たからだ
「私がキョンと動くことにする。こんな頼りない男とみくるちゃんを組ませたら速攻で死ぬのは目に見えているから私が組むことにするわ みんな何があっても生き残ってここに帰ってくるのよ これは団長命令だからね」
ハルヒは毎回のごとくいきなり無理難題を言いつけてきやがった 絶対に生き残れ あたりまえだ こんなところで死んでられるかよ
古泉も
「縁起でもない事を言わないで下さいよ ここにみんなで集まることは全員で努力をすることではありませんか?」
これからだれが死ぬのかは分からない もしかしたら俺以外皆死ぬかもしれない でも今出来ることをしていくだけじゃないのか? 俺はそういう風に考えている
「では、ぼくらは行きますね」
と言いながら古泉と朝比奈さんは左側の方向に進んでいった 最後に朝比奈さんは
「頑張ってくださいね いままでありがとうございました」
と言いながら古泉の近くに朝比奈さんは向かって行ってしまった
そろそろ長門も部室から出てきそうだしハルヒとともに右側に向かうことにした
「行くぞ ハルヒ」
「うん!」
と言いながら俺たちは右側の方向へ走って行った
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