その名は、阿修羅...

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シンを含む狩人達は、 阿修羅を倒すべく 阿修羅のいる洞窟へと足を進めていた その頃ルリは ピスカ村の子供達に本を読み聞かせていた 本を読む... それがルリの脱村の償いだった 〔ルリ〕 「・・・・そして村は、阿修羅によって多大な被害を受けたのだった。 生き残った村人達は、腕のたつ狩人達を雇い いまだ山に住み着く阿修羅を、退治しに向かった。・・・」 〔子供達〕 「ルリ先生だいじょうぶ?どこか痛いの?」 その言葉を聞いてルリは 自分の瞳から涙があふれそうになっている事に 初めて気がついた 〔ルリ〕 「ごめんね、目にゴミが入っちゃって。」 ルリは涙をぬぐった 〔ルリ〕 「もう大丈夫だから... さあ、続きを読みましょう。」 ルリの読み聞かせている本は けして楽しい本ではない、この本は阿修羅の恐ろしさを子供達に解るようにと作られた本だ.....この本の結末は、バットエンドだ。 そしてシン達狩人は この本のように恐ろしい阿修羅と戦う事になる その事実が病弱なルリの心を締め付けていた その頃 シン達狩人は阿修羅の居る洞窟に辿り着こうとしていた シンはチヒロに、唐突に聞いた 〔シン〕 「ところでさチヒロ....阿修羅ってさ.....どんな奴だったっけ?」 ( ̄▽ ̄;) ズッコ 狩人達は、おもわずコケてしまった 〔チヒロ〕 「おま!それ本気で言ってる!?」 シンは開き直ったように 大きくうなずいた チヒロは、呆れ果てたように言った 〔チヒロ〕 「ハァ~..... まったく...、子供でも知ってるのに」 〔シン〕 「ゴメン♪ゴメン♪んでどんな奴で、どうやって倒すんだ?作戦があるんだろ?」 チヒロは、シン達狩人と阿修羅のいる洞窟えと進行していった そして歩きながら阿修羅退治の作戦を皆に説明しだした
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