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狩人達皆が武器を構え警戒しているなか
シンは、阿修羅の抜け殻に近ずき
その抜け殻にそっと触れた
〔シン〕
「!?...
チヒロ!触ってみろ、まだ温かいぞ」
チヒロも慌てて抜け殻に触れた
〔チヒロ〕
「まだ脱皮して間もない!」
チヒロはニヤリと笑いながら言った
〔ファーベン〕
「何笑ってるんすか!?まだ近くに阿修羅がいるって事でしょ?」
ファーベンやナスカなどの新人狩人は、おびえていたが
ベテラン狩人は、喜んでいた
〔チヒロ〕
「つまりまだ今なら普通の武器でもつうようするって事さ、
大型ボウガンもある
今なら阿修羅を倒せる」
〔シン〕
「で、チヒロどうする?
皆に指示を
頼むよ隊長!!」
チヒロは作戦を立てた
〔チヒロ〕
「大型ボウガン隊は、A班B班に別れて後退し
ここまで来るまでに二カ所あった大広間にそれぞれ大型ボウガンを二つずつ組み立てて
待機
ベテラン狩人達の半分はボウガン隊の護衛に
残りの半分の狩人は阿修羅をおびき出す為、洞窟の奥へ!」
狩人達は士気を高め
それぞれ指示にしたがい
行動を始めた
〔チヒロ〕
「皆!シンとルリのためにも絶対に生きて帰るぞ!」
〔狩人達〕
「俺は、ルリちゃんのために生きて帰る!!」
狩人達は今までで一番のまとまりを見せた
〔シン〕
「僕は~~~?」
・・・・ゴゴ
〔チヒロ〕
「!皆!!下がれ!!!」
チヒロがそう叫んだ時だった
ドン!!!!
狩人達の先頭にいたシンの、目の前の洞窟の横壁が爆発したように吹き飛んだ
〔シン〕
「!?」
シン達はゆっくりとはれていく砂煙りの中に
こっちを睨み付ける
阿修羅の姿を見た..
〔シン〕
「こいつが..、阿修羅....。」
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