擬人島へようこそ!

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眠気が残る重い瞼を開くと、真っ暗で今が夜だと分かった。 私は起きて水道に向かい歩いていく。蛇口を捻るとザーザーと水が出てくる。 そこに手を出し水を掬い上げ自分の顔目掛けてかける。 目が覚めた… そして近くにあるタオルで濡れた顔を拭き、使ったタオルをその辺にかけておく。 私はベッドの横にある昨日詰めた荷物を持ち部屋を出た。 そっと物音を発てず廊下を歩いて行く。 暗がりであまり見えないが誰かがいるのが分かる。 多分見張りの兵だろう。 見つからないようにしなければいけない。 さて、どうして抜けようか… 見張りを倒す、か?倒すといっても峰打ちだが… 手っ取り早い方が良い。 兵は嬉しい事に数が少ない。
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