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私は奴の体を弾き飛ばした。
その衝撃で奴は地面に背中を強く打ったみたいだ。
「……っ」
蹲って痛みを堪えてる感じだ。
もうこれ以上は必要無いだろう。
私は周りに集まっている国民の間を通り城に向かって歩いていく。
国民達はすげーやらカッコいいやら誰だ、と話しているがそんなのに興味はない。
嬉しいが……
それより、鍛えてて良かった…
とは言っても少しの武術と剣術ぐらいだが。
軟禁中暇だったから兵士に相手をして貰っていた。
私は城に戻ってすぐに母様に寝るという事を伝えにいこうと母様の部屋に行く。
コンコンと扉をノックをする。
「誰です?」
「母様、私です」
「入って良いわよ」
声で私だと分かったのか入って良いと言った。
私はドアノブを回し扉を開いて中に入る。母様はソファで紅茶を飲んでいた。
私は母様の近くまで歩み寄った。
「座りなさい」
母様に促されてソファに腰掛ける。
私は母様に今から寝るという事を伝え、今日の出来事を話した。
母様はびっくりしていたが、私の話す様子を見てとても嬉しそうに笑ってくれた。
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