一章・始まり

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駅前に着くと椿が居た。 「ユキ遅いー!」 「ごめんごめん…これでも走って来たんだけどね。」 「言い訳をしない!ほら、いくよ!」 雪雄は心の中で溜め息をついた。 雪雄と椿は洋服などを物色した。 一軒の店に入り、服を見ていると椿が、 「ねぇ、これなんかどうかな?」 「う~ん…椿には大人過ぎかな?」 「えー、似合うと思ったのに……それなら…こっちは?」 「それならいいんじゃないかな?」 そんな会話をすると、店員が近寄って来て、 「いらっしゃいませ~どうですか?良いものは見つかりましたか?」 など言って近寄ってきた。 「あっ、はい。一応ですけど。」 椿が答えると、店員が 「彼氏さんに選んでもらったんですか?羨ましいですね。」 椿は顔を少し赤くしながら否定した。 「いやいや、こいつはただの友達ですよ!」 椿ば全力で否定した。 そんなこんなで椿は雪雄が選んだ服を買い、店を出た。
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