一章・始まり

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少年は中庭に出ると、そこは不思議な空間が広がっていた。 中庭にはいくつかのベンチがあった。 そのベンチに一人の女の子が座っていた。 少年は女の子の所に歩いていった。 「こんにちは。」 少年は女の子に挨拶をしたが、 「……。」 返事は返ってこなかった。 少年は、まぁいいや。と思いながら中庭を歩いていった。 そこまで広くなかったのですぐに同じ場所に戻ってきた。 少年は腕時計を見ると、バスの時間が迫っていた。 最後にもう一度、女の子に挨拶をしようとすると、 バタバタ… 女の子が走り去っていった。
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