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「何考えてるんだよ!?俺や篠原の気持ちはどうなるんだ!」
「いいじゃない・・・
気持ちなんていずれ変わるものよ。
特に正人や篠原さんのように非日常的な境遇でポッと盛り上がったような恋なんてすぐに冷めるものよ」
「何でそんなことお前にわかるんだよ?」
「誰にだって予想つくわ。
教師と生徒の恋なんてうまくいきっこないわ。長続きするわけなんてないのよ。
その点、私と正人は大学時代ずとうまくいってた。
一時心が離れていたけど、その分きっとこれからはもっとうまくいく。
私と結婚して良かったといつか絶対そう思う時が来る」
「俺はそうは思わない」
辻村はきっぱりとそう言うと、相川先生の顔をまっすぐに見た。
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