2411人が本棚に入れています
本棚に追加
「相川と結婚するから辞めることになったに決まってるじゃん!!」
「だよね!」
「許せない!!」
「あ、明日朝礼じゃん?その時に何かしら発表があるかもしれないよ」
「絶対はっきり聞いてやるんだから!!」
間宮さんとその取り巻き集団がいきまいている。
あのマラソン大会の時に感じた不安―――
これだったのかもしれない。
辻村はこの学校から去ってしまうのだろうか?
私は必死に震えを止めようと両手で腕を押さえた。
最初のコメントを投稿しよう!