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間宮さんは腕を組んで、私を見下ろしていた。
「え・・・な、何・・・?」
その圧倒的な威圧感に私は声を震わせる。
「ちょっと間宮!!」
里香や真山君がそんな間宮さんを止めようとしてくれる。
だけど間宮さんはそれを黙って、手で制した。
その恐ろしいほどの迫力に、里香や真山君も圧倒されて、動けなくなった。
間宮さんはいつもと全く違う。
そして驚く周囲にかまわず、間宮さんはゆっくりと私に向き直った。
「あんたさ、何やってんの?」
「へ?」
質問の意図が全くわからなかった。
思わず間抜けな返事をしてしまう。
そんな私に間宮さんは苛立ったように言葉を続けた。
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