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「・・・事務所はどっちだったかしら」
また迷ってしまった・・・いつも通ってる道なのに、誰かに道を聞くしか・・・
「あのー」
いきなり声をかけられ、振り返るとスーツ姿の若い男性が立っていた。
「三浦あずささんですよね?」
その男性は私の名前を口に出した、でも私はその人に見覚えが無い…
「はい、あなたは・・・?」
私は聞き返すと、
「今日からあなたを担当することになったものです。社長にあなたを探してくるように頼まれました。」
男性は笑顔でそう言った。
・・・私の担当?
「つまり、私のプロデューサーさんですか??」
「そうなりますね、一度事務
所に戻りましょう社長が待ってますよ」
そういうと彼は振りかえって歩き出した。
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