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話が終わって、そのまま一緒にお昼ご飯を食べて少し休憩をしてから挨拶回りの為に二人で事務所を出た。
レッスンスタジオをいくつか回り終え、最後に収録スタジオに向かう途中のデパートの前のベンチで女の子が一人座って泣いてるのを見つけた。
「プロデューサーさん、ちょっとまってていただけますか?」
プロデューサーさんに少し時間をもらって女の子の方に駆け寄って話しかけてみた。
「どうしたんですか?」
私は女の子に話しかけてみると少ししてから顔をあげて、
「買い物中に、ママとはぐれちゃって・・・どこにいるかわからなくなったの・・・」
「迷子ですか~・・・困りましたね~、プロデューサーさん、ちょっと迷子センターまで行ってきていいですか?」
「あまり時間が無いですが、ほおって置くわけにもいかないですからね。僕も行きますよ」
「ありがとうございます!ではいきましょうか」
私は女の子の手を取ってデパートの迷子センターに向かう。
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