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「とりあえず俺に話してみろや力になれるかどうかは解らねーがとりあえず話せば楽になるぞ……たぶん」
「そうなのか…」
竜二は少し明るく神威に聞いた。
「ああ…たぶんな」
竜二は神威が言った『たぶん』が聞こえてなかったのか竜二は昨日の事を嬉しそうに語り始めた。
「実はさ…昨日の夜に人魚姫役にふさわしい女の子を見つけたんだ」
「うん…それで…」
「なんかあやしまれて友達のような奴が来て居なくなった…」
「そりゃいきなり話しかけられたら誰だって逃げるって」
「そうなのか…」
「いつも同じ場所で歌ってるんだったら今夜行ってみたらどうだ」
「そうだなサンキュー神威やっぱお前って最高の親友だ」
竜二は明るく神威に言った。
「そうかよ」
「じゃ俺帰るからここの戸締りよろしくな」
竜二はそう言って家に帰って行った。
「ああ」
神威は少しあきれながらそんな竜二の姿を見送った。
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