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その時代に、CPUと呼ばれる'彼'がいた。
彼は、IT業界に嵐を吹き起こす。
大企業のサーバにクラッキング。
新しい型のファイアーウォールを開発。
新型のマザーボードの作製。
新しいシステムの提案。
彼が現れたのは、どこかのサーバだったり、掲示板であったり、オープンソースの公開場所。
重要な事を残しては、サインを残し、跡形もなく消えていく。
CPU、と。
その様から、
暴君
革命者
トリックスター
賢者
と、ネット上で囁かれる事となる。
一部では、賢者と崇拝されているCPUだが、彼らも、業界の者も知らない。
彼が彼らである事。
彼らが、まだ二十歳にも満たない高校生の集団である事を。
彼らは知らない。
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