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「おい!田中?大丈夫か?」
なんかうっすらと坂本君の声がする...
私..どうしたの?
「田中?」
えっ??
長野君の声?
「...ん...長野...く..」
「大丈夫か?田中?」
「どうして...」
どうして優なの?
私も好きなのに....
そう思ったら涙がこぼれた....
「えっ?」
なんで涙なんか流すんだろう?
俺...なんかしたのか?
「長野...お前なんか田中にしたのかよ?」
「してないよ!多分..」
「多分って...あいまいだな..」
坂本君と長野君の話し声がする..
って!
私、坂本君の家でシャワー浴びてなかったっけ??
ヤバい!
そう思って起き上がろうとしたら..ふらふらしてる..
「あっ..なんかふらふらしてる...」
「脱衣場でのぼせて倒れてたんだぞ?少し冷そうか?氷枕持ってくるよ」
「..ありがと..坂本君」
そういって坂本君は氷枕を持ちにいった...
その間、長野君と二人きりになってしまった。
ちょっと嬉しいような切ないようななんとも言えない気分。
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