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「田中?大丈夫か?」
「うん..大丈夫だよ。ごめんね?心配かけて..」
「いいよ、気にしなくて。それよりさ~坂本といつの間に付き合ってたの?」
完全に誤解されてる..
さっきのシャワーの時から..
長野君...私の気持ちに気がつかないよね..
「...付き合ってないよ?なんで..長野君がそんなこと..言うの?」
なんか気づいていないのと誤解されてるのと失恋したのと気持ちが溢れていつの間にか泣いてた..
「ちょっ...田中?なんで泣いて..変な事聞いたか?」
なんで泣いてるんだ?
俺なんか変な事聞いたか?ただ付き合ってるのか聞いただけなんだけどな..
「別に...ただ長野君に言われたくなかっただけ..
坂本君と付き合うのが嫌ってわけじゃないから..」
「そっか...」
二人で黙ったまま部屋にいる..なんとなく気まずい雰囲気..
しばらくすると坂本君が帰ってきた..
「氷枕持ってきたよ~...って何?この静けさ..しかも田中..泣いたのか?」
「ん...ちょっと..」
坂本君の顔色が変わった..
そして長野君の方を向いた...
「おい!長野!お前なんかしたのかよ?」
「ただ話してただけ..」
「どんな?」
「坂本と付き合ってるのか聞いたら俺にはそんなこと言って欲しくないって..」
それを聞いた坂本君が私の方を向いた..
なんだろ..
目が..なにか気がついた?
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