1.どうして..?

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「そうだな...長野には言われたくなかったんだよな?誰にだって言われたくない事だってあるよ。」 「ごめん..傷つけたかな?」 長野君が気にして聞いてきた。 なんとなく悪い気がして.. 「ううん、気にしないで?大丈夫だから..」 「そっか..安心した..ゆっくり休んで。」 ホッとした感じの表情になった.. 気持ち伝えてないのは私だし失恋したのも私.. 心配かけたら悪いもんね... 「あっ!ごめん!岡田に呼び出されてたんだっけ!俺、帰るよ。」 「そっか、玄関の傘借りていいから。」 「サンキュー!じゃあ、ゆっくり休めよ!田中」 「うん、ありがとう。」 そういって長野君は帰っていった.. 部屋には坂本君と二人きりになった...。 「大丈夫?まだ熱あるかな?」 そう言って私のおでこに坂本のおでこがあたった.. えっ? ちょ...顔近いよっ! 「さ、坂本君??顔が..近いよ..」 「あ...ごめん!母親がこうして熱はかってたから癖で..熱は下がったみたいね。」 「うん..ごめんね..迷惑かけて..」 「いいよ、気にしなくても。しかし..長野も鈍感だよなぁ~田中にあんなこと言われて気がつかないなんて..田中ってさ..長野の事、好きなんだろ?」 えっ!? うそ..なんで坂本君に私の気持ちわかったの? 誰にも言ったことないのに..。 どうして?
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