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「そうだな...長野には言われたくなかったんだよな?誰にだって言われたくない事だってあるよ。」
「ごめん..傷つけたかな?」
長野君が気にして聞いてきた。
なんとなく悪い気がして..
「ううん、気にしないで?大丈夫だから..」
「そっか..安心した..ゆっくり休んで。」
ホッとした感じの表情になった..
気持ち伝えてないのは私だし失恋したのも私..
心配かけたら悪いもんね...
「あっ!ごめん!岡田に呼び出されてたんだっけ!俺、帰るよ。」
「そっか、玄関の傘借りていいから。」
「サンキュー!じゃあ、ゆっくり休めよ!田中」
「うん、ありがとう。」
そういって長野君は帰っていった..
部屋には坂本君と二人きりになった...。
「大丈夫?まだ熱あるかな?」
そう言って私のおでこに坂本のおでこがあたった..
えっ?
ちょ...顔近いよっ!
「さ、坂本君??顔が..近いよ..」
「あ...ごめん!母親がこうして熱はかってたから癖で..熱は下がったみたいね。」
「うん..ごめんね..迷惑かけて..」
「いいよ、気にしなくても。しかし..長野も鈍感だよなぁ~田中にあんなこと言われて気がつかないなんて..田中ってさ..長野の事、好きなんだろ?」
えっ!?
うそ..なんで坂本君に私の気持ちわかったの?
誰にも言ったことないのに..。
どうして?
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