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坂本君の胸の中で、落ち着いてくる自分がいた。
なんだろう?
安心するな...。
しばらくそのままでいた。なんとなく心地よくて...。落ち着いてきたけど..私、坂本君と抱きあってる!
とたんに恥ずかしくなってしまった。
「あの..坂本君?も...大丈夫..ありがと..。」
「ん?大丈夫?...うん。大丈夫ならよかった。」
「なんか..ごめんね..あんなに泣いちゃって..。」
「いいよ。気にしなくて...あ..こんな時間だね..制服乾いたと思うから持ってくるよ。」
「うん。」
気がついたら20時を過ぎていた。
いつの間に..。
雨やんだかな?
しばらくすると制服を持って坂本君が来た。
「乾いてたよ。体調は大丈夫?そろそろ送るよ。遅くなっちゃったし、雨はやんでるみたいからチャリで送るよ。」
「ん...ごめんね..遅くなっちゃって..服は明日返すね。」
「うん、わかった...じゃあ...行こうか?」
「うん、そうだね。」
そういって坂本君の服を借りたまま家に戻る。
帰り道に..。
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