13人が本棚に入れています
本棚に追加
1.どうして..?
朝..
トントン
誰かが私の部屋のドアをノックした..
まだ寝ていたいのに..
「陽子?朝だぞ~ そろそろ起きないと遅刻するんじゃないか?」
ドアの外から一つ上の祐二お兄ちゃんの声が..
えっ?
今何時なの?
ふと時計を見たら7時40分!?
「うそ?!やばーい!いそがなくっちゃ!」
バタバタと着替えをし始めた。
私は田中陽子。
高校二年生。
両親とお兄ちゃんと妹の5人家族。
仲良しで近所でも評判なんだ~
成績は..あんまりよくないけど..まぁ..学校に楽しみがあるから毎日楽しいんだ。
「いっけな~い!今日は英語のテストがあるんだっけ..自信ないや..」
などと言いながらドタドタと下に下りて洗面所へ..
「あっ!ごめんっ お兄ちゃん、横で歯磨きするね?」
「いいよ~?って!おまえな~俺が上半身裸なのに平気なのかよ?」
「見慣れてるから平気だよ~だ!」
「そーいう問題か?もう少し恥じらいをもちなさい~!」
パシッ
頭を叩かれた。
「痛いじゃんっ!もーわかったよ~っていそがなきゃやばいんだっけ~!」
私はいそいで歯磨きをして髪の毛を調えた。
最初のコメントを投稿しよう!